2.1.2.ファイルシステム

ハードディスクをOSで使用するためには、ハードディスクの使用領域を確保して、論理的なフォーマットを行わなければなりません。 領域の確保、フォーマットの形式について解説します。


2.1.2.1.パーティション構成

ハードディスクを使用するためには、領域を確保する必要があります。この確保した領域をパーティションと呼びます。 パーティションには、プライマリパーティション( 基本領域 )拡張パーティション( 拡張領域 )があります。

プライマリパーティション

OSは基本的にはプライマリパーティションにインストールします。最低1つのプライマリパーティションが必要です。

拡張パーティション

拡張パーティションは領域を確保するだけで、そのままでは使用できません。拡張パーティション内に論理パーティションを作成して使用します。 論理パーティションは複数作成することができます。OSをインストールする場合もありますが、基本的にはデータを格納する領域として使用します。

領域の確保の仕方は、ハードディスクを丸ごと1つのパーティションとして作成することもできますし、複数のパーティションに分割して作成することもできます。 1台のハードディスクにプライマリパーティションは4個まで作成できます。拡張パーティションは1個作成できますが、その中に論理パーティションは複数( 16個まで )作成できます。

一般的には1個のプライマリパーティションを作成し、OSをインストールします。残りの領域を1つの拡張パーティションとして作成し、その中にデータ保存用として複数の論理パーティションを作成します。

今回はハードディスクを丸ごと1つのプライマリパーティションとして作成します。 本来ならば、データ保存用のパーティションを作成したほうが便利です。 OSの再インストールの時、データ保存用のパーティションが別に作成されていると、データを残したままOSだけをインストールすることができます。
  しかし、今回のPCでは、RAIDカードを使用してミラーリングを行ない、更に外付けのUSBのハードディスクを用意し、システムならびにデータのバックアップ用として使用しています。 2つの手法でデータの管理をしていますので、1つのパーティションとして作成します。

実際のパーティションの作成は、それぞれの環境や用途に合わせて、パーティションを作成します。


2.1.2.2.ファイルシステム

ファイルシステムとは、ハードディスク等の記憶媒体に対し、データのアクセス方式を統一された方法で行うためのファイルの管理方式です。 実際には、ディスクのフォーマット形式でファイルシステムを指定します。

Windows Server 2003 ではFATとNTFSのファイルシステムを使用することができます。

FAT( File Allocation Table )

MS-DOSの時代から使用されているファイルシステムで、Windows 95/98/Me、Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003、Windows XPなどでも使用することができます。 FATはFAT16、FAT32があります。
  FAT16は、16ビット単位でクラスタを管理し、1パーティションの最大サイズは2GBです。 フラッシュメモリなどの小容量のデバイスで使用することはありますが、ハードディスクの大容量化に伴い、ハードディスクのファイルシステムとしては、最近ではあまり使用されません。
  FAT32は、FAT16を拡張し、32ビット単位でクラスタを管理できるようにしています。1パーティションの最大サイズは2TBです。Windows 98/Me での標準のファイルシステムとして使用されます。

NTFS( New Technology File System )

Windows NT のために開発されたファイルシステムです。サーバ系のOS、Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003 で使用することができます。また、Windows XP でも使用することができます。 NTFSを使用することにより、ファイルやフォルダ単位での細かなセキュリティ設定が行えたり、データの書き込み動作などの信頼性が増します。
  また、Windows Server 2003やWindows XP で使用されるNTFS( NTFS 5.0 )では、ファイルの暗号化が行えたり、ディスククォータ機能が使用できるようになっています。

Windows Server 2003 では、FATを使用することができますが、アクセス制御などのセキュリティ概念がないことや、NTFSに比べて信頼性が低いことなどから、FATでの使用はお勧めしません。 また、サービスによってはNTFSでないと使用できないサービスもありますので、Windows Server 2003 ではNTFSを使用します。



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