1.3.3.事前準備

今回用意したサーバPCは、社内用ファイルサーバなので、大切なデータ( 又はシステム )を守るために、RAIDを使用しています。 RAIDでミラーリング( RAID1 )を行うことにより、1台のハードディスクに障害が発生した場合でも、 もう1台のハードディスクを使用して、安定的にサーバを利用できるようにします。 また、万が一に備え、外付けのハードディスクも用意します。データのバックアップ用として、内臓のハードディスクが壊れても、いざという時の為に使用します。


1.3.3.1.RAID

Windows Server 2003 では2種類の方法でRAIDを使用できます。ハードウェア的( RAIDコントローラ )に使用する方法と、OSの機能を利用し、ソフトウェア的に使用する方法です。 今回はハードウェア的にRAIDを使用します。

RAIDカード( RAIDコントローラ )は通常4,000〜5,000円前後から購入することができます。IDE( パラレルATA )タイプ、SCSIタイプ、Sirial ATAタイプと種類が幾つかありますが、 使用するハードディスクにより選択するRAIDカードのタイプも変わってきます。

今回使用するRAIDカードはIDEタイプのものになります。まず、マザーボード上のPCIインターフェイスを使用してRAIDカードと接続します。
  次に、ハードディスクを接続しますが、通常、ハードディスクはマザーボードとIDEケーブルを使用して接続します。しかし、RAIDカードを使用した場合には異なります。 ハードディスクはRAIDカードと接続します。RAIDカードにIDEケーブルの接続口がありますので、その接続口とハードディスクをつなげます。 ミラーリングを行なうときは、それぞれの接続口から1台ずつハードディスクを接続します。


接続するハードディスクは、なるべく同じ製品のものが良いです。メーカや容量が違っても使用できますが、同じものを用意しましょう。

    ハードディスクの使用例
  • 100GBのハードディスクが2台 ⇒ 100GBのハードディスクとして認識
  • 100GBと60GBのハードディスク ⇒ 60GBのハードディスクとして認識

更に、Windows Server 2003 のインストール時にRAIDが使用できるように、RAIDカードのドライバをあらかじめFDにコピーしておきます。 インストール時にこのFDを使い、RAIDを設定していきます。

尚、使用するRAIDカードにより接続方法や、RAIDの設定方法が異なりますので注意して下さい。

※ ソフトウェアを使用してのRAIDに関しては、本サイト「6.2.ディスクの管理」を参照して下さい。


1.3.3.2.外付けHDD

システムとしてはRAIDを使用するため、運用時におけるハードディスクの物理的なトラブルによる影響は少ないと思われますが、万が一に備え、外付けのハードディスクも用意します。 データのバックアップ用として、またはシステムのバックアップとして外付けのハードディスクを利用します。

データだけのバックアップであれば、価格も安いUSBフラッシュメモリやSDカード、メモリースティックなど様々ありますが、容量が少なく、 システム全体のバックアップを考えたときに不便です。そこで、USB接続の外付けハードディスクを使用します。こちらも様々なものがありますが、 今回はリムーバブルケースタイプのものを使用します。 外付けハードディスクは容量も多く、価格もそれ程高くなく、リムーバブルタイプのものであれば、内蔵型の3.5インチハードディスクを使用できるため、 余っているようなハードディスクを使用してデータのバックアップをとることができます。600〜800MB前後のハードディスクは、OSをインストールするには容量が少なくても、 データをバックアップするには十分です。なお、新規で大容量のハードディスクでも最近は価格が安くなってきているため、余っているハードディスクがない場合でも手軽に購入できます。




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