1.2.2.ドメインとは
ドメインとは、ユーザとコンピュータの管理を集中して行うネットワーク形態です。
Windows Srever 2003 のドメインを理解するために、まず、Windows NT のドメインについてふれます。
1.2.2.1.Windows NT のドメインとは
Windows NT のドメインの運用では、「ドメインコントローラ」を用意し、グループ化されたコンピュータを集中管理します。
ドメインコントローラとはドメインを管理するコンピュータのことで、Windows NT Server がないと構築できません。
ドメインのメンバであるコンピュータやそれを利用するユーザは、ドメインコントローラが管理するディレクトリデータベースに登録されます。
このデータベースにより、ユーザとコンピュータは、ドメインコントローラで集中管理できるようになります。
ワークグループでは各コンピュータでユーザの登録が必要でしたが、ドメインの場合はドメインコントローラにさえ登録していれば、
ドメイン参加資格のあるコンピュータであれば、どれを使用してもログオンして使用することができます。
プライマリドメインコントローラ( PDC:Primary Domain Controller )
プライマリドメインコントローラ(PDC)とは、ドメインのディレクトリデータベースのマスタを管理し、ログオン要求を処理するコンピュータです。全てのユーザに関する設定や変更は、PDCの
マスタディレクトリデータベースで処理されます。PDCはドメイン内で不可欠なコンピュータで、ひとつのドメインに対して1台だけ設置します。
バックアップドメインコントローラ( BDC:Backup Domain Controller )
バックアップドメインコントローラ(BDC)とは、PDCが管理するマスタディレクトリデータベースのコピーを保持し、ログオン要求を処理するコンピュータです。
ディレクトリデータベースはPDCとBDCで定期的に複製され、最新情報が保持されます。
BDCは必要不可欠なものではありませんが、PDCの障害発生時の保守などのために設置することができます。ネットワークの規模に応じ、複数のBDCを設置することができます。
■ メリット
- ユーザとコンピュータの管理がドメインコントローラで集中管理できる
- 大規模なLANにも柔軟に対応できる
■ デメリット
- Windows NT Serverドメインコントローラを必要とする
- サーバを管理できる知識を持つ管理者が必要となる
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