1.2.ドメインについて

Windows Server 2003のネットワークでは、コンピュータをグループ化して管理します。このグループ管理には 「ワークグループ」、「ドメイン」の2通りの方法があります。 各コンピュータはワークグループか、ドメインのどちらかに必ず所属しなければなりません。

尚、ここでのドメインとは管理するネットワークの領域を表わし、インターネットにおけるドメインとは異なります。


1.2.1.ワークグループとは

ワークグループとは、ネットワーク内のコンピュータを管理する論理的なグループのことです。エクスプローラを使用すると、自分が所属しているグループ内のPCを一覧表示させることができます。 ユーザと資源( フォルダやプリンタ )の管理を各コンピュータが行うので、ユーザが利用者として登録されているコンピュータでは、「ログオン」を行ってコンピュータを利用できます。 しかし、ユーザが登録されていないコンピュータではログオンができないため、コンピュータを利用できません。全コンピュータを自由に使用するためには、全コンピュータにユーザを登録する必要があります。 ユーザ情報は各コンピュータの「ディレクトリデータベース」に登録されます。




小規模な環境であれば、Windows XP や Windows 2000 Professional などのクライアントOSのみで構築したワークグループでも、ファイルやプリンタの共有を行うことができますが、 ライセンス上の問題から、同時接続ユーザ数( 10ユーザまで )が制限されていますので、それ以上のユーザにサービスを提供したければ、サーバOSを使用する必要があります。

■ メリット
  • サーバOSがなくてもネットワーク運用が可能である
  • ネットワーク設計と導入が容易である
  • 各コンピュータを独立して自由に管理できる

■ デメリット
  • ユーザや資源を集中管理できない
  • 各コンピュータでそれぞれユーザ情報を登録する必要がある
  • 大規模なLANでは、管理が非効率的で管理者の負担が増大する

ワークグループの運用では、全てのユーザアカウントが集中管理されていないために様々な問題が発生します。ネットワーク上のユーザを集中管理する仕組みが必要です。 これが次の「ドメイン」です。通常、ワークグループは数台から10数台程度までの規模に適しており、それ以上の規模にはドメインが必要といわれています。



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