1.1.3.製品ラインアップ

Windows Server 2003 の製品には幾つかの製品バージョンがあります。ここでは簡単に製品バージョンの違いや、Windowsのライセンスについてふれます。


1.1.3.1.Windows Server 2003 製品ラインアップ

Windows Server 2003 は、それまでの Windows 2000 Server を進化させる形で発売されたMicrosoft社のサーバ用OS製品になります。Windows Server 2003 には以下の4種類のラインアップがあります。

  • Windows Server 2003 ファミリのラインアップ
  • 製品バージョン名特徴と主な利用場面
    Standard Edition サーバOSのベースとなる製品。Windows 2000 Sever を進化させたOS。
    中・小規模の企業や事務所でのネットワーク環境に利用する。
    Enterprise Edition Standard Edition の機能を全て網羅し、信頼性や処理能力を強化した製品。クラスタサービスが搭載されている。
    大企業の基幹サーバやきわめて高度な処理能力と信頼性を要求される部門サーバなどに利用される。
    Datacenter Edition サーバ製品の中で最高レベルのサーバ製品。大企業や公共機関などの基幹サーバなどに利用する。
    PCにプレインストールされた状態で販売され、ソフトウェア単体での購入はできない。
    Web Edition Webサーバ用に特化した製品。Windows Serverファミリでは新製品で、Webサーバ専用に動作する。
    Active Directory は搭載されておらず、ドメインの作成、ユーザ管理、グループポリシーなどの管理を行う機能はない。
    アプリケーションのインストールに制限がある。

    ※ より詳細な違いはMicrosoft社の「Windows Server 2003 ファミリの紹介」を参照して下さい。


1.1.3.2.Windowsライセンス

Windows Server 2003 は商用のソフトウェアなので、利用するためには、Microsoft社の定めたライセンスが必要です。 Windows Server 2003 のようなサーバ製品の場合では、サーバライセンスクライアントアクセスライセンス( CAL )が必要です。
  尚、市販の「Windows Server 2003 Standard Edition」の製品には「5CAL付き」、「10CAL付き」、「25CAL付き」などと書かれており、価格がそれぞれ異なります。 その製品パッケージに付属しているクライアントアクセスライセンスの数を意味しています。もし、ライセンスが足りない場合は、別途追加でライセンスを購入します。


サーバライセンス

通常、製品パッケージを購入すると、その製品を1台のPCにインストールする権利があります。 これがサーバライセンスになります。2台以上のPCにWindows Server 2003 をインストールする場合には、インストールする数だけサーバライセンスが必要です。 サーバライセンスの内容は、製品に同封されている「ソフトウェア使用許諾契約書」に詳細が書かれています。



1.1.3.3.CALとは

クライアントアクセスライセンス( CAL:Client Access License )とは、ユーザやクライアントPCがWindows Server 2003 にアクセスするために必要となるライセンスです。 Windows Server 2003 を利用する場合には、必ずCALが必要です。CALには「同時使用ユーザ数モード」、「使用デバイス数または使用ユーザ数モード」の2種類があり、 いずれかを選択します。

同時使用ユーザ数モード

1台のサーバに同時に接続できるユーザ数を表します。ネットワーク上のクライアントPCの数に制限はなく、サーバに同時に接続できるユーザまたはクライアントPCの数を指定しています。 例えば、ネットワーク上にはクライアントPCが100台あっても、ある瞬間同時にサーバにアクセスしてファイルを開いたり、同時にプリンタを使用したりする人数が5人ならば、5個のライセンスが必要です。
  ただし、1台のサーバに対するライセンスになるので、サーバが複数稼動している場合には、それぞれのサーバでライセンスが必要です。
  少数のサーバ環境で、アクセス要求が限られている場合には、CAL を取得するとき、多くの場合、「同時使用ユーザ数モード」を選択すると最も経済的です。

CALをもつWindows Serverには、任意のクライアントPCやユーザがアクセス可能です。



使用デバイス数モードまたは使用ユーザ数モード

サーバに接続できるクライアントPCの数、またはサーバに接続できるユーザの数を表します。
使用デバイス数モードでは、ライセンスを持つPCは、ユーザを問わずサーバへアクセスすることが可能です。
使用ユーザ数モードでは、ライセンスを持つユーザは、PCを問わずサーバへアクセスすることが可能です。
ユーザ毎にライセンスを取得するのか、デバイス毎に取得するのかは選択できます。
  組織内の複数のサーバからほぼ全てのPCまたはユーザにサービスを提供する分散型の環境で、CAL を取得するときには、多くの場合、「接続デバイス数または接続ユーザ数モード」を選択すると最も経済的です。

使用デバイス数モード使用ユーザ数モード
CALを持つクライアントPCを利用するユーザ数は無制限で、全てのWindows Serverへアクセス可能です。 CALを持つユーザは複数のクライアントPCから、全てのWindows Server へアクセス可能です。

価格体系や推定小売価格の詳細については、Microsoft社の 「Windows Server 2003 ライセンスと購入情報」を参照して下さい。




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