1.1.Windows Server 2003 について
Windows Server 2003 はサーバ系のOSになります。ネットワーク上で使用することにより、その機能が十分に発揮されます。
まずは、土台となるネットワーク自体の必要性や利用方法、Windowsネットワークの特徴などを事前知識として解説します。
1.1.1.サーバ構築の利点
ネットワークには様々な種類があり、サーバを必要としないものもあります。しかし、企業やオフィスなどの環境では、サーバを設置したネットワークが必要になるでしょう。
費用もかかり、面倒な設定が必要なサーバの設置にはどのような利点があるのでしょうか。
1.1.1.1.ネットワークの運用形態
一口にネットワークといっても、パソコンを利用したネットワークには様々な種類があります。ネットワークの運用形態で大別すると、以下の2つに分類できます。
- ピア・ツー・ピア型ネットワーク
- クライアント/サーバ型ネットワーク
ピア・ツー・ピア型
ネットワークに接続されたすべてのコンピュータが対等に接続しあう形態です。通常、ネットワーク上には、必ず「機能やデータを提供する側」と「受ける側」が存在します。
しかし、この形態では、それらの役割を固定せず、コンピュータが必要に応じて特定の機能を提供したり、受けたりします。 サーバPCを必要としないため、クライアントOS( Windows 98 / ME / 2000 Proffesional / XPなど )のみでLANを構築する場合はこの形態になります。
クライアント/サーバ型
接続されたコンピュータが、サービスを受ける側( クライアント )とサービスを提供する側( サーバ )とで明確に役割を分担します。
この形態では、サービスを特定のコンピュータで行うため、サービスやセキュリティの質の向上が可能です。
企業LANといえばクライアント/サーバ型が一般的になります。小規模LANや家庭内LANなどクライアント数が少なく安価にネットワークを構築したい状況においては、ピア・ツー・ピアを選択する場合もあります。
ピア・ツー・ピア型は既存の複数コンピュータを手軽に接続してネットワークを使用したい時などにも効果的です。また、LANの規模が大きくなると、クライアント/サーバ型を選択することになるでしょう。
1.1.1.2.クライアント/サーバ型ネットワークの利点
ピア・ツー・ピア型のデメリットとしては、手軽さゆえに、ネットワーク機能の制限や、ネットワーク全体のパフォーマンス低下など、いくつかの機能制限を意識する必要があります。また、セキュリティの基本である「ユーザごとのアクセス許可」を実現しにくく、ユーザが増えると管理が難しくなります。
一方、クライアント/サーバ型は、サーバ構築にある程度の専門知識が必要になるというデメリットがあります。サーバOSの設定だけでなく、ユーザ管理・セキュリティ管理・サービス管理など、想定される全ての要素を考慮に入れた運用・管理を行わなければなりません。
しかし、サーバを用いてさまざまな処理を一元管理することは、安全性・管理面など多岐に渡る優位性があります。
本コンテンツにおいては、サーバ構築に必要な専門知識を分かりやすく解説することで、初心者の方でも安定したサーバ構築ができるようになっています。
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