BUFFALO社製の「IFC-AT133RAID-S」というRAIDカードでのRAIDの再構築の作業手順を以下に示します。
故障の発見
このRAIDカードには、Windows 上からRAIDの構築や削除を行うことができる「RAID Manager」というユーティリティが用意されています。
RAIDカードの付属のCD-ROMに同封されていますので、インストールします。
CD-ROMを挿入します。メイン画面が表示されますので「IFC-AT133RAID-S用 RAID Managerのセットアップ」を選択し、[ 開始 ] ボタンを押します。
画面に沿ってインストールを行います。インストール後、PCの再起動が必要になりますので、再起動させます。
PCの再起動後、タスクトレイに「RAID Manager」のアイコン( 上図 )が表示されます。
アイコンをダブルクリックします。
「RAID Manager」が起動します。左下のメニューより「Device Status」を選択すると、ディスクの状態を表示することができます。
正常な場合には、接続されているディスクに対して、接続を表わす線が引かれています。
線が引かれているディスクをクリックすると、その詳細情報を確認することができます。
ハードディスクが故障すると、引かれていた線が消えます。
これにより、右側のディスクが故障していることが確認できます。
また、「イベントビューア」でも、ディスクの故障を確認することができます。
[ スタート ] より [ 管理ツール ] の [ イベントビューア ] を選択します。
左側のメニューより「システム」を選択します。
右側にシステムに関するログ情報が表示されます。
「ソース」に「disk」とある行をダブルクリックします。
選択したログの詳細情報が表示されます。
ディスクでエラーが発生したことが確認できます。
上記のように、RAIDカード付属の「RAID Manager」と「イベントビューア」を確認することで、ディスクの故障を発見することができます。
RAIDカード付属のユーティリティには、故障時に自動的にメールで故障を知らせてくれるものもあります。
但し、故障でなくても、「ケーブルがハードディスクから抜けてしまった」場合にも、同じように表示されます。
まずはしっかりと原因を見つけることが必要です。
RAIDの再構築
今回は片方のハードディスクが、物理的に故障したとして、RAID1の復旧作業を行っていきます。
PCの電源を切り、故障したハードディスクを新しいハードディスクに交換します。
新しいハードディスクは、故障したハードディスクと同一のものを使用します。
もし、同一のものがない場合は、故障したハードディスクより容量の大きいものを使用します。
別メーカーのハードディスクで同じ容量であっても、実際に使用できいる容量に数MBの誤差が出ます。
現状の容量より、1MBでも小さいと使用することができません。
尚、新しいハードディスクはフォーマットの必要はありません。
もし、新規にハードディスクを購入した場合でも、そのまま使用することができます。
また、ハードディスクの交換時に、正常なハードディスクと新しく接続したハードディスクが、
プライマリ接続なのかスレーブ接続なのかを確認しておきます( 上図参照 )。
今回はスレーブ接続のハードディスクが故障したことにします。
スレーブ接続のハードディスクを交換し、PCの電源を入れます。
| : |
Press <Ctrl-F> or <Ctrl-E> to enter Setup Utility or
Press <ESC> or <S> to continue booting |
画面上に上記のようなメッセージが表示されてきます。
[ Ctrl ] キーを押しながら [ F ] キー または [ E ] キー を押して、RAIDの設定画面を表示させます。
|
Auto Configuration.............[1]
Define RAID....................[2]
Delete RAID....................[3]
Rebuild RAID...................[4]
RAID Card Configuration........[5]
|
|
[ 4 ] キーを押し、「 Rebuild RAID 」を選択します。
Array No Array Mode Drive No Size(MB) Status
Array 0 Mirror 2 XXXXX Non-functional
Array 1 ---- ---- ---- ----
Array 2 ---- ---- ---- ----
Array 3 ---- ---- ---- ----
|
|
復旧したいRAID設定情報を選択します。
「Array 0 Mirror ...」を選択し、[Enter]キーを押します。
|
[ Drive List ]
Channel ID Drive Name Size( MB )
Pri/D0 XXXXXXXXXXXXX XXXXX
Sec/D0 XXXXXXXXXXXXX XXXXX
|
|
「Drive List」より交換していない既存のハードディスク( プライマリ接続:「 Pri/D0 」 )を選択し、[ Enter ] キーを押します。
Start to duplicate the image.
Do you like to continue?
Y - continue / ECS - Abort |
選択したハードディスクの内容をコピーするのかを選択します。[ Y ] キーを押し、コピーを開始します。
Do you like monitoring the reconstruction status till it completes ?
Y - continue / ECS - Abort |
画面上に修復状況を表示するかしないかを選択します。[ Y ] キーを押し、修復状況を表示します。
| Please wait while duplicating image . |
| ■■■■■■■■ XX% Completed |
既存のハードディスクのデータを新しいハードディスクにコピーしています。
100%になるまで、しばらく時間がかかります。
Array has been recoverd....
Press ANY KEY to continue . |
何かキーを押します。「Drive List」の画面に戻ります。
更に2回 [ ESC ] キーを押し、メインメニューに戻します。
RAIDの設定を終了するので [ ESC ] キーを押します。
Exit Setup Utility ! Are you sure ?
Press Y to exit or ANY KEY to go back . |
[ Y ] キーを押してRAIDの設定画面を閉じ、PCを再起動させます。
再起動後、通常通りに Windows Server 2003 が起動されます。
※ 尚、RAIDの再構築の手順などは使用するRAIDカードにより異なります。
実際に使用しているRAIDカードの説明書をご覧下さい。